ゲーム画面

 「……ずっとこうしたかったんだ」
 「ん……」

 「知ってるんだぞ、あいつに──触らせただろう」
 「……体を調べると言って……服を脱がされただけだよ」
 「ほんとか? 触られて、感じてたりしたら殺すぞ」

 「君だけだよ、ラキエ。僕が信じられない?」
 「………オマエ、感じてるじゃないか。そうだろ?」

 耳元で囁く悪魔の声に涙がにじんでくる。
 ラキエはこんなふうに僕を辱めることはしなかった。
 ほんとに彼の中には僕とのことがなくなっているのか。

 「………感じ、てるよ」

 強い快感に朦朧としながら僕は喘いだ。

 「そんなふうに僕に教え込んだのは君じゃないか…っ」
 「イイのに、なぜいやなんだ?」
 「………っ」

 「これは──どうやらあたしたちの世界とは次元が違うわね」
 「次元?」
 「あたしたちの世界、つながっている人間の世界、
 そこともまた違う別な世界ね。
 隣り合ってるけど触れられない、そんな世界よ」

 「意味がわかんねーぞ」
 「水に映った月を取ることはできないわ。
 でも水に映った月はそこに存在している。そんな感じよ」
 「フェンク、ワカンナイ〜」
 「どうでもいい、とにかくどこかにあるんだな」

 「考えないっていいわね、理解が早くて……」


動作条件

動作環境:本作品は「FamousWriter」というゲーム製作ソフトで作成されています。
現在のバージョンは2.66です。今後バージョンUPの場合もあります。
バージョンUPによってストーリーの変化の予定はありませんが動作がよくなると思います。
WIN98/me /2000/XP/MacOSX/MacOS9で作動が確認されています。
最適な動作にはクイックタイムのインストールが必要です。
お持ちでない方は
こちらからダウンロードしてください。
Win使用の場合はけっこうPCにパワーを求めますのでノートPCだと動作が遅いかもしれません。ご容赦下さい。

CDロムからプレイをする方は、一度デスクトップ上などにコピーしてご利用ください



ウーパールーパーアイコンをクリックで起動します。
セーブは3頁あり、1頁に5つできます。
空のセーブBOX上でクリックするとセーブできます。
データのはいっているセーブBOX上でクリックすると上書きになります。
一度上書きすると戻せません


画面上の「skip」ボタンか、右クリックで「選択肢まで進む」ができますが、未読の場合も進んでしまいます
止める時は画面上でダブルクリックしてください。
バックログ機能はこのバージョンでは使えません。

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